2018年01月12日

クロツラヘラサギの写真展 台湾で越冬の様子伝える【中央社フォーカス台湾2018年1月12日】

開会式で撮影のエピソードを明かす王徴吉氏
(高雄 12日 中央社)絶滅が心配されている世界的な希少種、クロツラヘラサギの姿を追った写真二人展が12日から、高雄市文化センターで開催されている。台湾と韓国で越冬や繁殖などの様子を捉えた貴重な60枚が展示される。

撮影者は、クロツラヘラサギを撮り始めて26年目、これまでに台湾や韓国などで数々の賞を受賞している王徴吉氏と、7年前から鳥類の保全に関わり始めたアマチュアカメラマンの張順雄氏。

特に王氏は、家財を投げ打ってクロツラヘラサギの研究に没頭し、写真を通じて保全を呼び掛けていることで知られる。海外で遭った交通事故で妻を亡くしたり、6年前に大腸がんと診断されたりとさまざまな苦難に見舞われながらも、途中で投げ出すことはしなかった。今でもクロツラヘラサギを追いかけ、一年に最低6回は台湾と韓国を往復しているという。

同日の開会式に出席した王氏は、写真展を通じて希少種について学び、環境や生態の大切さに気付いてほしいと訴えた。

日本や東南アジアなどの自然保護団体が行った世界一斉調査によると、昨年確認されたクロツラヘラサギの個体数は3941羽。最大の越冬地とされる台湾には、世界の約66%にあたる2601羽が飛来した。

二人展は23日までの開催。

(程啓峰/編集:塚越西穂)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201801120009.aspx

http://archive.is/MHSpC

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2018年01月10日

黒さ際立つ極楽鳥、光の吸収99%超 求愛に役立つ?【朝日新聞デジタル2018年1月10日】

求愛ダンスを踊る極楽鳥の仲間、カタカケフウチョウの雄(写真奥)。黒い羽根と青色の羽根を広げ、手前の雌に見せている(エド・スコールズ氏提供)

 熱帯にすむ極楽鳥の雄の漆黒の羽根が、光の最大99・95%を吸収することを、米国の研究者らが突き止めた。雌に求愛するときに鮮やかな青や黄などの飾り羽根を目立たせるために黒くなったらしい。9日付の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズで発表した。

 極楽鳥はフウチョウ科の鳥の別名。ニューギニア島などにすみ、派手な飾り羽根や求愛ダンスで知られる。雄の羽根の一部はつやがなく非常に黒く見えるが、その理由は謎だった。

 研究者らが雄が青い飾り羽根を胸に持つカタカケフウチョウなど極楽鳥5種で特に真っ黒に見える部分の羽毛を詳しく調べたところ、表面がごく細かいとげが並んだような形になっていることがわかった。この特殊な形によって、当たった可視光(波長400〜700ナノメートル)のほとんどを吸収する。

 電子顕微鏡で観察するため、羽毛の表面の形を残したまま、薄い金の膜で覆って「金めっき」しても真っ黒に見えた。研究者らは、こうしたほとんどの光を吸収する構造は効率よく発電する太陽電池などへの応用が考えられるとしている。(小堀龍之)
https://www.asahi.com/articles/ASL15660PL15ULBJ00N.html

【動物学】フウチョウ科の鳥が持つ漆黒の羽根の謎【natureasia.com2018年1月10日】
Zoology: Birds of a feather produce a super black plumage

Nature Communications
超黒色の羽毛を持つフウチョウ科の鳥がいるが、この超黒色が、羽根の微細構造の配列状態によって生み出されており、この羽根に直接入射光の最大99.95%が吸収され、吸収にその微細構造が寄与しているという結論を示した論文が今週掲載される。

フウチョウ科の複数種の雄には、漆黒のビロードのような羽毛とそれに隣接して色鮮やかな羽毛が生えている。この漆黒の羽毛は、驚くほど艶がなく、近縁種の普通の黒色羽毛より著しく黒い。

今回、Dakota McCoyたちの研究グループは、分光光度法、走査型電子顕微鏡など数々の方法を用いて、フウチョウ科の7種の鳥(そのうちの5種が超黒色の羽毛を有し、2種が普通の黒色羽毛が有している)から採取された黒色の羽根において、構造による光の吸収が果たす役割を調べた。その結果、超黒色の羽根の小羽枝(羽根の中心にある羽軸から枝のように生えている羽枝の表面に生えている細長い枝)が高度に変化して、垂直方向に傾いて並んでおり、そのために、光の散乱が顕著に増大し、反射率が普通の黒色羽毛の約100分の1になった可能性のあることが判明した。

McCoyたちは、構造的に光の吸収率の高い超黒色の羽毛が進化した理由として、隣接する色のついた羽毛を実際よりも鮮やかに見せて、求愛誇示を行う際に、つがいになりそうな個体の注意を引ける点を挙げている。

DOI:10.1038/s41467-017-02088-w | 英語の原文
http://www.natureasia.com/ja-jp/research/highlight/12323

http://archive.is/xfVbn
http://archive.is/arVXd
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2018年01月05日

【動画】67歳のアホウドリが産卵、記録を更新 世界最高齢の野鳥は数々の危険を乗り越えてきた、ミッドウェー環礁【ナショナルジオグラフィック日本版ニュース2018年1月5日】(既報1ソース)

【動画】67歳で産卵したアホウドリ「ウィズダム」。野生の鳥で知られている限り世界最高齢だ。(解説は英語です)
「ウィズダム」という名の高齢のメスのアホウドリが、またもや偉業を達成した。67歳にして、巣がある米領ミッドウェー環礁で卵を産んだのだ。野生の鳥としては、知られている限りで世界最高齢となる。(参考記事:「世界最高齢アホウドリ、66歳でヒナかえす」)

 ウィズダムとつがいの「アケアカマイ」は、毎年、米ハワイ州の北西ハワイ諸島周辺に広がるパパハナウモクアケア海洋ナショナル・モニュメントに帰ってきて巣を作り、1羽のひなを育てている。米国魚類野生生物局(USFWS)は、2017年12月13日に彼らが新しい卵を抱いていることを確認した。(参考記事:「2010年世界遺産:パパハナウモクアケア」、「米がハワイの海洋保護区を拡大、日本国土の約4倍に」)

 長寿のウィズダムは、何度かつがいに先立たれているが、今までに30羽から35羽のひなを育てている。

 しかもすごいのは、米国地質調査所によるとウィズダムは1956年以来、300万〜500万キロを旅してきたとみられること。月と地球を4〜6往復できるほどの距離だ。(参考記事:「アホウドリに学ぶ未来の航空技術」)

「67歳だとわかっている鳥が卵を産み続けている例が、これまでなかったというだけです」と海洋ナショナル・モニュメントの副責任者であるケイト・トニオロ氏は話す。「驚くべきことのように思われるでしょうが、ウィズダムの2つ向こうの巣にいる鳥は、もっと高齢かもしれないのです」

ウィズダムの物語

 ウィズダムの物語が始まったのは、1956年12月10日。ミッドウェー環礁で、USFWSの生物学者チャンドラー・ロビンス氏が、1羽のごく普通のコアホウドリに足環をつけた。(参考記事:「動物大図鑑 アホウドリ」)

 その46年後の2002年、ロビンス氏が偶然ウィズダムを捕まえるまで、この鳥が目撃されることはなかった。

 年を重ねても元気だったことから、「知恵」を意味するウィズダムという名が与えられた(ウィズダムと同じく、ロビンス氏も高齢になっても活動を続けていた。2017年に98歳で亡くなるまで、メリーランド州のパタクセント野生生物研究所で鳥類の研究を行っていた)。

 ロビンス氏は、2013年のナショナル ジオグラフィックの取材に対し、ウィズダムをとても愛していると話した。海に浮かぶプラスチック片を飲みこんだり、漁師の延縄(はえなわ)に引っかかったりするなど、アホウドリを待ち受ける危険は多いが、ウィズダムは、そういった危険を避けてきたからだ。(参考記事:「世界最高齢の野生アホウドリが産卵」、「海のプラスチックに「匂いの罠」、動物誤飲の一因」)

 ニューヨーク州イサカにあるコーネル大学鳥類学研究所で、バードカメラを使った研究プロジェクトを率いているチャールズ・エルダーマイア氏は、こう語る。「この鳥は、私たちの理解を広げてくれたのです。私たちの生活や、私たちが日常的に関わる動物の99%とはまったく異なる生き物だからです」

 エルダーマイア氏は、ほとんどの野鳥にとって、生き残り、つがいを見つけ、ひなを育てるのは大変なことだと話す。ウィズダムは、60年間にわたってほぼ毎年それを行ってきた。「まさに前例のないことです」

幸運な鳥

 それだけではない、とエルダーマイア氏は言う。ウィズダムは、厳しいアホウドリ生活の「達人」なのだ。数十万キロにわたる広大な海でエサを求め、過酷な気象条件に耐え、ひなを育てる孤島を見つける。(参考記事:「海鳥は「匂いの地図」を持っている?」)

「とてつもなく幸運で、とてつもなく経験を積んだ鳥なのです」

 トニオロ氏は、ウィズダムが育てたひなが増えるほど、種にとっては有利になると言う。コアホウドリは、国際自然保護連合(IUCN)によって「近危急種(near threatened)」に指定されている。

 コアホウドリの約70%はミッドウェーに巣を作る。そのため、2011年に日本を襲った地震で発生したような津波が発生すれば、1度に多くの鳥が流されてしまう可能性もある。(参考記事:「津波の仕組み、前兆、とるべき対応」)

「このことからも、種が存続するために1羽1羽の鳥がどれだけ重要であるかがわかります」と、トニオロ氏は話している。

文=Christine Dell'Amore/訳=鈴木和博
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/010500140/

【映像】世界最年長67歳で産卵 コアホウドリの「ウィズダム」【アフロ2017年12月26日】
 世界最年長として知られているコアホウドリの「ウィズダム」が、齢67歳(推定)にして卵を産んだ。
 ミッドウェー環礁国立自然保護区の職員が12月13日、ウィズダムの相方「アケーアカマイ」が卵を抱いているのを確認した。67歳での産卵は、野性の鳥類としては最高齢ではないかと同保護区ではみている。
 ミッドウェー環礁は、世界最大規模のアホウドリ生息地で、パパハナウモクアケア海洋ナショナル・モニュメント内のコロニーには、世界のコアホウドリの70%を含む300万羽以上が生息している。
 ウィズダムは1956年に初めて同環礁で観察されて以降、毎年同じ巣で産卵していたが、61年後の今年も同じ巣に戻って来た。
 アホウドリはつがいでひなを育てる。メスがエサを探す間、オスがじっと卵を温めるが、メスのエサ探しがひと月以上に及ぶこともあるという。その間、オスは空腹に耐えながら抱卵を続ける。

(アメリカ、ミッドウェー、12月26日、映像:Caters News/AFLO)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171226-00010000-storyfulv-ent

http://archive.is/g10Ti
http://archive.is/Liclr
世界最高齢アホウドリ、66歳でヒナかえす 太平洋の孤島で世界最高齢の野鳥が今年も子育て奮闘中【ナショナルジオグラフィック日本版ニュース2017年2月22日】
ミッドウェー環礁で「世界最年長」の海鳥が産卵【AFPBB News2016年12月11日】
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《安全》江原道近くで鳥インフル、五輪に懸念【NNA ASIA2018年1月8日】

韓国農林畜産食品省は4日、江原道に近い京畿道抱川市で高病原性鳥インフルエンザ(AI)が確認されたと発表した。2月に開幕する冬季五輪の会場となる江原道平昌郡に近い地域でのAI発生で、五輪へ悪影響が懸念されている。 同省は3日、抱川市の養鶏場でAI発生の疑いがある…
https://www.nna.jp/news/show/1708637

【平昌五輪】五輪開催の江原道隣接の韓国北部で鳥インフル検出【産経ニュース2018年1月5日】
 韓国農林畜産食品省は4日、北部の京畿道抱川市の養鶏場で鳥インフルエンザウイルス(H5N6型)が検出されたと発表した。抱川市は2月に平昌冬季五輪が開かれる江原道に隣接しており、政府や自治体は防疫作業を急ぐ。

 3日、この養鶏場での感染疑い例が報告され、同省は抱川市や周辺地域を含め家禽類などの移動を制限した。南西部の全羅北道高敞郡では昨年11月、同型のウイルスが検出され、政府が感染拡大を警戒していた。(共同)
http://www.sankei.com/world/news/180105/wor1801050015-n1.html

首都圏の農家から鳥インフル・ウイルス検出【KBS WORLD RADIO2018年1月3日】
鳥インフルエンザ発病の疑いがあるという通報が3日に受け付けられた、京畿道抱川市の産卵鶏農家で採取した試料からH5型の鳥インフルエンザのウイルスが検出され、鳥インフルエンザが首都圏まで拡散するのではないかという懸念がもたれています。
京畿道が、3日に明らかにしました。
首都圏の家禽農家でH5型の鳥インフルエンザのウイルスが検出されたのは、この冬に入って初めてのことです。
これまで鳥インフルエンザが発生したのは、全て鴨飼育農家であり、養鶏農家から鳥インフルエンザのウイルスが検出されたのもはじめてです。
これにより、ウイルスが検出された農家で飼育していた19万7000体の鶏を、予防のため殺処分することにしました。
また、道は、鳥インフルエンザの拡散を遮断するため、農林畜産食品部の指針に沿って31の市・郡を対象に、3日の午後3時から48時間家禽の移動を中止するように命令する「スタンドスチル(Standstill)」を発動しました。
道は、今回見つかったウイルスが高病原性かどうかを調べるために、農林畜産商品部検疫本部に精密検査を依頼していて、2日以内に結果が出るということです。
抱川は、韓国最大の鶏産地の一つであり、現在291農家で合計815万5000体の鶏を飼育していますが、1年前に31の農家で鳥インフルエンザが発生し、当時飼育していた鶏255万5000体の鶏を殺処分するなど、大きな被害を受けました。
http://world.kbs.co.kr/japanese/news/news_Dm_detail.htm?No=66375

http://archive.is/y1Rsv
http://archive.is/sb8bf
http://archive.is/nAhgu
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2018年01月02日

ニューヨークで流行した猫インフルエンザの特性を解明、ヒト感染の可能性も 東京大学【大学ジャーナルオンライン2018年1月2日】(鳥インフルエンザ/既報関連ソースあり)

 東京大学の河岡義裕教授らの研究グループは、米国ニューヨーク市で発生した大規模なネコのインフルエンザ流行の原因ウイルスであるH7N2ネコインフルエンザウイルスの性状を解明。かつて同市近辺のトリ市場で発生した低病原性H7N2鳥インフルエンザウイルスに由来することがわかった。さらに、ネコを介してヒトやそのほかの動物に伝播する可能性が示唆された。

 2016年12月から2017年2月にかけ、米国ニューヨーク市の動物保護シェルターで500匹以上ものネコが、H7N2ネコインフルエンザウイルスに感染。また、ネコの治療に従事した獣医師のうちの一人が、このウイルスに感染し呼吸器症状を示した。このウイルスの性状を解明するため、哺乳類を用いて感染実験および感染伝播実験を行った。

 その結果、ウイルスは1990年代後半から2000年代初めにニューヨーク近辺のトリ市場で発生が報告されていた低病原性H7N2鳥インフルエンザウイルスに由来することが判明。ウイルスがネコに感染し、ネコで効率よく増殖し、さらにネコ間で効率よく伝播できるように変異しており、また、フェレット間でも接触感染により伝播することが分かった。また、H7N2ネコインフルエンザウイルス感染には、既存の抗インフルエンザ薬(ノイラミニダーゼ阻害剤)が有効性であることも分かった。

 今回の研究成果は、新たなインフルエンザウイルス株あるいは鳥インフルエンザウイルスが、ネコを介して、ヒトあるいは他の哺乳動物に伝播する可能性があることを示しており、今後のインフルエンザ流行あるいは新型インフルエンザウイルスの対策計画を策定および実施する上で、インフルエンザウイルスの中間宿主としてのネコの重要性を示している。

論文情報:【Emerging Infectious Diseases】Characterization of a Feline Influenza A(H7N2) Virus
http://univ-journal.jp/18097/

猫インフルNYで流行 人に感染の恐れも【産経ニュース2017年12月25日】
 米国で昨冬、鳥インフルエンザの一種が米ニューヨークのネコ500匹に感染するなど大流行し、ウイルスが人や他の哺乳類にもうつりやすいタイプに変化したとみられるとの研究結果を、東京大の河岡義裕教授らのチームがまとめた。

 チームによると、ニューヨークで2016年12月から、保護施設にいたネコの間にせきや鼻水などの症状が流行した。治療にあたった獣医師も感染した。これまでネコに特有のウイルスは知られておらず、大流行したのは初めてだったという。

 詳しく調べた結果、H7N2型の鳥インフルエンザウイルスから変化したネコインフルエンザウイルスが検出された。

 通常、鳥インフルエンザは哺乳類に感染しにくいが、このウイルスは哺乳類のフェレットで接触感染した。さらにネコ同士では飛沫感染をすることが分かった。一方、感染しても重い症状はなく、タミフルなど既存の治療薬も効き目があった。
http://www.sankei.com/world/news/171225/wor1712250010-n1.html

ネコインフル、ヒトで流行の可能性 研究者「監視必要」【朝日新聞デジタル2017年12月22日】
 米ニューヨーク市で昨冬ネコの間で大流行したインフルエンザウイルスは、鳥由来のウイルスが哺乳類の呼吸器でよく増えるように変化していたことを、東京大学などの研究チームが実験で確かめた。専門家は、ネコはヒトと接する機会が多く、ネコインフルエンザがヒトの間で流行する可能性もあるとし、監視が必要だと指摘している。

 昨冬、ニューヨーク市の動物保護シェルターのネコ500匹以上がインフルエンザにかかった。また、治療にあたった獣医師が感染して軽い症状が出た。研究チームがウイルスを分析すると、米国内の鶏肉を扱う市場で見つかっていた鳥インフルエンザウイルスが、ネコの鼻や気管、肺でよく増えるように変化したものだった。

 動物実験で感染の仕方を調べると、ネコ同士は接触しなくてもくしゃみなどのしぶきで感染した。インフルエンザウイルスに対してヒトと似た反応を示すフェレットでは、接触した場合だけ感染した。これまでのところ、ネコでもフェレットでも症状は軽く、タミフルやリレンザなどの抗ウイルス薬も効くという。

 研究チームの河岡義裕・東大医科学研究所教授は「新型インフルエンザの発生源として主に監視されているのは鳥類だが、ネコに感染したウイルスも人で流行する可能性があるとわかった。ネコインフルエンザの監視も必要だ」と指摘する。研究結果は、米疾病対策センターの専門誌に発表された。(大岩ゆり)
https://www.asahi.com/articles/ASKDQ5G0ZKDQULBJ014.html

猫インフルエンザ、NYで流行 昨冬、人に感染の恐れも【共同通信2017年12月22日】
 米国で昨冬、鳥インフルエンザの一種が米ニューヨークのネコ500匹に感染するなど大流行し、ウイルスが人や他の哺乳類にもうつりやすいタイプに変化したとみられるとの研究結果を、東京大の河岡義裕教授らのチームが22日までにまとめた。

 ペットとして密接なつながりのあるネコがウイルスを媒介する可能性が明らかになった。他の種類の鳥インフルエンザもネコから人にうつる可能性があり、インフルエンザ対策でネコへの対応を考える必要が出てきそうだ。
https://this.kiji.is/316893224453407841?c=39546741839462401

ネコのインフル、ヒト流行可能性 東大など【朝日新聞デジタル2017年12月27日】
 米ニューヨーク市で昨冬ネコの間で大流行したインフルエンザウイルスは、鳥由来のウイルスが哺乳類の呼吸器でよく増えるように変化していたことを、東京大学などの研究チームが実験で確かめた。専門家は、ネコはヒトと接する機会が多く、ネコインフルエンザがヒトの間で流行する可能性もあるとし、監視が必要だと指摘している。

 昨冬、ニューヨーク市の動物保護シェルターのネコ500匹以上がインフルエンザにかかった。また、治療にあたった獣医師が感染して軽い症状が出た。研究チームがウイルスを分析すると、米国内の鶏肉を扱う市場で見つかっていた鳥インフルエンザウイルスが、ネコの鼻や気管、肺でよく増えるように変化したものだった。

 動物実験で感染の仕方を調べると、ネコ同士は接触しなくてもくしゃみなどのしぶきで感染した。インフルエンザウイルスに対してヒトと似た反応を示すフェレットでは、接触した場合だけ感染した。これまでのところ、ネコでもフェレットでも症状は軽く、タミフルやリレンザなどの抗ウイルス薬も効くという。
https://www.asahi.com/articles/DA3S13293178.html

鳥インフル変化、ネコにNYで流行 人感染の恐れも 【日本経済新聞2017年12月27日】
 米国で昨冬、鳥インフルエンザの一種が米ニューヨークのネコ500匹に感染するなど大流行し、ウイルスが人や他の哺乳類にもうつりやすいタイプに変化したとみられるとの研究結果を、東京大の河岡義裕教授らのチームが27日までにまとめた。

 ペットとして密接なつながりのあるネコがウイルスを媒介する可能性が明らかになった。他の種類の鳥インフルエンザもネコから人にうつる可能性があり、インフルエンザ対策でネコへの対応を考える必要が出てきそうだ。

 チームによると、ニューヨークで2016年12月から、保護施設にいたネコの間にせきや鼻水などの症状が流行した。治療にあたった獣医師も感染した。これまでネコに特有のウイルスは知られておらず、大流行したのは初めてだったという。

 詳しく調べた結果、H7N2型の鳥インフルエンザウイルスから変化したネコインフルエンザウイルスが検出された。

 通常、鳥インフルエンザは哺乳類に感染しにくいが、このウイルスは哺乳類のフェレットで接触感染した。さらにネコ同士では飛沫感染をすることが分かった。一方、感染しても重い症状はなく、タミフルなど既存の治療薬も効き目があった。〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2513139027122017CR0000/

米国で流行した「ネコインフルエンザ」、ヒトにも感染の可能性 東大の研究グループ【ITmedia NEWS2017年12月28日】
 東京大学の研究グループはこのほど、米国ニューヨーク市で流行した「ネコインフルエンザウイルス」が、低病原性H2N2鳥インフルエンザウイルスに由来すると発表した。ネコを介してヒトなどにも感染する可能性も指摘している。

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インフルエンザウイルスの模式図
 ネコインフルエンザは、2016年12月から17年2月にかけてニューヨーク市の動物保護シェルターで500匹以上のネコが感染。原因は低病原性のH7N2 鳥インフルエンザウイルスに由来する「H7N2 ネコインフルエンザウイルス」で、ネコの治療に従事していた獣医師の1人にも感染したという。

 研究グループは、ニューヨーク市の動物保護シェルターのネコから分離したネコインフルエンザウイルスを解析。マウスやフェレットを用いた実験では、ウイルスは鼻で効率よく増殖したが、病的症状は見られなかったという。また、フェレット間では飛沫感染は見られず、接触感染のみだった。

 しかし、ネコを用いた実験では、ウイルスは肺、気管、鼻で効率よく増殖。ネコの大部分は大きな症状が見られなかったが、フェレットと違い飛沫感染と接触感染の両方を確認したという。

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ネコを用いた実験の結果
 ネコインフルエンザウイルスのもとになった鳥インフルエンザウイルスは、主にネコの鼻でのみ増殖しており、研究グループは「ネコインフルエンザウイルスはネコの呼吸器で効率よく増殖できるよう変異したと考えられる」としている。

 また、ネコインフルエンザウイルスに既存のインフルエンザ薬が有効かを調べたところ、ノイラミニダーゼ阻害剤が有効なことが明らかになった。今回の研究結果は、今後ネコを介して起こりうるパンデミックの出現予測や対策などに役立つ可能性があるという。

 研究には東京大学の他、米国ウィスコンシン大学、国立感染症研究所、米国スクリプス研究所、米国農務省、ニュージーランドオークランド大学、日本中央競馬会が協力。成果は米国科学雑誌「Emerging Infectious Diseases」(オンライン速報版)に12月20日付で掲載された。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1712/28/news086.html

米の「ネコインフルエンザ」人にも感染の可能性【読売新聞2017年12月29日】
 米ニューヨークで2016〜17年の冬に約500匹の猫が感染した「ネコインフルエンザウイルス」は、人や他の動物にも感染する可能性があることがわかったと、東京大医科学研究所の河岡義裕教授が発表した。


 論文が米国の科学誌に掲載された。

 河岡教授のグループがこのウイルスを分析した結果、低病原性の鳥インフルエンザ(H7N2)由来のものだった。感染しても重症化しないが、ウイルスが肺や気管で増え、猫の間で接触・飛沫ひまつ感染することが実験で確認された。河岡教授によると、米国では猫を治療した獣医師1人の感染も報告されている。

 大槻公一・京都産業大鳥インフルエンザ研究センター長の話「鳥インフルエンザが猫から人に感染する可能性があることを示した意義のある成果だ。日本では人の感染報告はないが、猫を介した感染にも警戒する必要がある」
http://www.yomiuri.co.jp/science/20171229-OYT1T50068.html

http://archive.is/lIjmG
http://archive.is/ZVnll
http://archive.is/lmiUO
http://archive.is/MpCIN
http://archive.is/hPydA
http://archive.is/YsbSo
http://archive.is/DJTXi
http://archive.is/c1gRw
動物シェルターが業務再開 ネコの鳥インフルエンザ感染経て【Daily Sun New York2017年2月24日】
とうとう猫380匹が感染!鳥インフルH7N2ウイルス 獣医師も…【ハザードラボ2017年1月23日】(H7N2型/アメリカ/既報関連ソースあり)
500匹以上のネコを隔離 鳥インフルエンザまん延の懸念【Daily Sun New York2017年1月17日】
韓国で猫2匹から鳥インフル検出 養鶏盛んな地域【共同通信2016年12月31日】(H5N6型)
鳥インフルエンザ、犬の間で伝染?…また12匹感染=韓国【中央日報2014年3月25日】
犬に鳥インフル抗体…韓国で初のほ乳類感染【中央日報2014年3月15日】
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