2018年06月17日

川俣シャモに全国の料理人が注目 震災乗り越え県外で人気【産経ニュース2018年6月17日】

 福島県川俣町の特産「川俣シャモ」が、全国の料理人から注目されている。東京電力福島第1原発事故の風評被害で、一時は出荷数が3分の1まで激減したが、品質の高さやおいしさが改めて評価され、首都圏の高級店向け出荷も右肩上がり。5年後の8万羽出荷を目指し、ブランド力強化への取り組みも始まった。 (内田優作)

 ◆町の農家が協力

 川俣シャモは現在、同町の「川俣シャモファーム」が中心となり生産、平成29年度の出荷数は、前年度の1・2倍、約6万7千羽に達した。

 「1社だけでやったら、金もうけになる。だから町の農家が協力して、特産づくりをしている」と話すのはファームの代表、斎藤正博さん(67)だ。

 川俣シャモの生産は、(1)ファームが卵を孵(ふ)化(か)させる(2)ひなを13軒の農家に配分(3)各農家が成鳥に育てる−という方式を採用。飼育は餌やりなど1日1時間程度で、農家にとって、さほど負担にならないという。

 大きく育った川俣シャモの販売や市場への売り込みは「川俣町農業振興公社」の役目だ。同公社代表の笠間英夫さん(63)=写真=によると、出荷先の約4割は県外で、年間2万羽超を出す首都圏は、有望な市場だ。「プロの料理人の間でも『品質のよいシャモ』と高く評価してもらっている」(笠間代表)といい、ジャンルを問わず高級料理店が顧客に名を連ねる。

 今は順風の川俣シャモだが、平成23年の震災と東京電力福島第1原発事故による強烈な向かい風に見舞われた。同町山木屋地区が避難指示区域に指定されたため「シャモも放射能に汚染されている」と風評が立った。なじみの取引先からも注文見合わせが相次ぎ、出荷数は、あっという間に3分の1に激減した。

 ◆安全性アピール

 だが、県の放射能検査が始まり、安全性が確認されると、引き合いが戻り始めた。それまで放し飼いだった飼育法を見直し、鶏舎を拡充するなど安全性をアピール。3年間で出荷数を震災前の水準に戻すことができた。また、震災後途絶えていた首都圏の百貨店の扱いも始まった。早期のV字回復に、笠間さんらは安(あん)堵(ど)の表情を浮かべる。

 市場での評価の高まりに、今後も需要増が見込まれるが、笠間さんは「小口の取引先を開拓して、じわじわ出荷を増やしていく」と、急速な生産拡大には否定的だ。理由の一つは生育期間。ブロイラーの飼育期間は約50日だが、川俣シャモは110日。各農家の出荷は年3回が限度で、飼育・出荷のローテーションを厳密に調整しているため、飼育する農家を急に増やすことが難しいという。

 また、過去に量販店とも取引したが「単価が高いため、短期間で取引が終わり、出荷に苦労した」(笠間さん)ことも、慎重にさせる要因だ。このため、生産目標は、約5年後に8万羽と控えめにしている。

 公社などは、川俣シャモのブランド力強化に向け、生産地の特性が品質と結びつく生産品を認証する農水省の「地理的表示」取得を進めている。「育てる農家のモチベーションにもつながる」(笠間さん)と関係者は期待する。これまで県内で取得した例はなく、笠間さんは「年内に取得したい」(同)と意気込んでいる。

                   ◇

【用語解説】川俣シャモ

 川俣町は古くから絹織物で栄え、機屋(はたや)の旦那衆が闘鶏を楽しんだ名残で、シャモの飼育が広まったといわれる。町の名産品にしようと、昭和58年から食用シャモの研究が始まり、米国産のニワトリなどと交配し、現在の川俣シャモを作り上げた。脂っぽくないが深いコクがあり、適度な弾力が特徴。飼育から販売まで、同町内で一元管理されている。
https://www.sankei.com/region/news/180617/rgn1806170003-n1.html

http://archive.is/y8C69

タグ:川俣シャモ
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2018年06月16日

くすのき エミューの挑戦 /佐賀【毎日新聞2018年6月15日】

 今春、約100羽のひながかえり、計130羽ほどのエミューを飼育している「きやまファーム」(基山町)。会社設立から3年ほどがたち、社長の鳥飼善治さん(60)は「ようやく商品化のめどが立ち始めた」と笑顔を見せた。

 農家の8代目。父が創業した建設会社の跡を継ぐ。ファームは元々、農業の活性化を図るのが目的。何十年か前なら、基山でも農業で生計を立てることは可能だったが、今や隣接する福岡県内に通うサラリーマン家庭が増えた。後継者不足や鳥獣被害で中山間地域の耕作放棄地は拡大するばかりだ。こんな土地にエミューを放し、耕作可能な土地へと復活させて農家の収入の底上げを目指している。

 オーストラリア原産のエミューは体長約1・8メートル、体重50キロほどに育つ。性格は温厚。荒廃した農地で雑草をはみ、排せつするふんが土地を豊かにする。その土地で、糖尿病予防に効果があるというキクイモを栽培し、茶やゼリー、サプリに加工する。

 エミューは肉はもちろん、卵や脂、羽毛など、その多くが活用できる。肉は高たんぱく質、高鉄分、低脂肪という研究結果もあり、体を鍛えるアスリートには最適の食材。エミューオイル配合の化粧品も開発されているが、鳥飼さんは「現地では“神の鳥”と呼ばれるエミュー。そのオイルは傷にも効くらしく、アスリート用のオイルはできないか」と思いを巡らす。

 既に販売されているエミューのレトルトカレーや飲食店で提供される料理は、これまでは肉を北海道から仕入れてきた。しかし先日、町内にジビエ解体処理施設がオープンしたこともあり、今後は基山産エミューを町内外へ発信できる環境が整った。

 エミューの肉を中心にいろんな部位を使った加工品販売、キクイモ生産が順調に進めば、新たな産業が見込める。鳥飼さんが夢見る“循環型農業”の実現もそう遠くはない。【満島史朗】
https://mainichi.jp/articles/20180615/ddl/k41/070/335000c

http://archive.is/bxiDJ

ジビエ処理施設開所 基山町、特産拡大目指し エミューやイノシシ解体【佐賀新聞LiVE2018年5月13日】
エミューのおいしさPR 12日、基山町の5店舗で提供【佐賀新聞LiVE2018年5月8日】
地産地消化粧品山口知事に紹介 久光製薬の中冨社長【佐賀新聞LiVE2018年4月17日】
大型鳥エミューで町おこし 佐賀・基山 耕作放棄地で 3月に解体施設完成
佐賀)国内有数の飼育拠点に エミューで町おこしの基山【朝日新聞デジタル2018年1月14日】
オーストラリア原産の大型鳥「エミュー」 耕作放棄地の再生に光【佐賀新聞LiVE2017年9月23日】
エミュー商業的魅力探る 基山町でシンポジウム 飼育者ら実践報告 [佐賀県]【佐賀新聞LiVE2017年8月5日】
エミューの製品化探る 基山町で地域興しシンポ【佐賀新聞LiVE2017年7月31日】
エミューの可能性探る 29日、シンポ【佐賀新聞LiVE2017年7月4日】
エミューの商品価値探る 講演や美肌塾、試食も 7月29日、基山町でシンポ [佐賀県]【西日本新聞2017年6月17日】
基山町 エミュー特産へ処理施設 やりくりまちの台所【佐賀新聞LiVE2017年5月6日】
ジビエで町活性化へ 基山町が食肉処理施設 エミュー、イノシシ 狩猟者の負担軽減【佐賀新聞LiVE2017年4月6日】脂少なくヘルシーエミュー料理 基山町 =鳥を味わう=【佐賀新聞LiVE2017年1月16日】
佐賀・エミュー料理【九州に鶏料理あり(3)】【大分合同新聞プレミアムオンライン2017年1月10日】(既報関連ソースあり)
基山の農家でエミュー初の産卵 耕作放棄地対策、新名産へ【佐賀新聞LiVE2016年12月2日】(既報関連ソースまとめあり)
佐賀)エミュー肉でキーマカレー 基山で町おこし【朝日新聞デジタル2016年1月18日】
オーストラリア原産の鳥・エミュー 放牧で農地再生 佐賀県基山町【日本農業新聞e農ネット2015年11月15日】
ピープル:きやまファーム取締役の農家、吉田猛さん /佐賀【毎日新聞2015年10月20日】
大型の鳥「エミュー」で地方創生を 佐賀【NHKニュース2015年8月29日】
休耕田の救世主になるか エミュー飼育に熱視線 基山町 [佐賀県]【西日本新聞2015年6月9日】
タグ:エミュー
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2018年06月14日

鹿児島県 鶏生食基準を18年ぶり改正 内臓、食中毒懸念し対象外【南日本新聞2018年6月14日】

県の「生食用食鶏肉の衛生基準」の改正などを説明する鶏の生食加工業者協議会のセミナー=鹿児島市の県産業会館
 鹿児島県は、鶏を生で安全に食べるための処理加工などをまとめた「生食用食鳥肉の衛生基準」を18年ぶりに改正し、食中毒の危険性が高いレバーなどの内臓を基準対象から外した。加工業者や飲食店に生食への注意を促す目的で、法的拘束力や罰則はない。
 鶏の生食に関する法律や条例はなく、県が2000年に全国で初めて基準を作成。食鳥処理場での加工、飲食店での調理、生食用の保存、運搬、表示といったガイドラインをまとめた。
 県は、国の事業で16、17年度に鶏のレバーに含まれる細菌を調べた。下痢や腹痛を引き起こすカンピロバクターの検出率が高く、肝臓の生食は安全性を確保できないと判断し、生食用食鳥肉の基準対象から内臓を外した。
 改正は5月30日付。「子ども、高齢者、食中毒に対する抵抗力の弱い人は食肉の生食を控えること」とするリスク表示も追加した。
https://373news.com/_news/?storyid=93209
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アイガモ がんばってね 子どもら、ひな放す 会津若松の水田 /福島【毎日新聞2018年6月14日】

 アイガモを水田に放し、雑草や害虫を食べさせる「アイガモ農法」に取り組む会津若松市北会津町の水田で9日、県内外の親子連れらがアイガモのひなを放し、農家と交流するイベントが開かれた。

 農業生産法人「すとう農産」では、約3ヘクタールの水田にアイガモを放し、無農薬でコシヒカリを育てている。田植えの終わった6月から7月ごろまで働いてもらい、秋以降は食用肉として出荷される。

 同法人は東京電力福島第1原発事故の後、常連客が購入をやめるなど風評被害に見舞われた。主に首都圏に多い消費者と顔の見える関係をつくろうと、アイガモや田畑に触れてもらい、取れたての野菜を使った手料理を振る舞うイベントを2年前から始めている。

 この日は、関東や県内から集まった31人が、生後2週間のアイガモのひな約200羽を、水田に放した。子どもたちは「がんばってね」「バイバイ」などと声をかけていた。

 1歳の長男と夫と参加した東京都中野区の会社員、川井三紀さん(38)は「手間や愛情をかけて食べものを作っているのが伝わってきた。都会育ちで田んぼをほとんど見たことがない息子にも良い経験になった」と笑顔だった。【尾崎修二】
https://mainichi.jp/articles/20180613/ddl/k07/040/154000c

http://archive.is/dAaMi
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2018年06月13日

エミューで観光牧場 菊池市が福岡の2社と立地協定【熊本日日新聞2018年6月13日】

旧小学校跡地への立地協定を結んだ(左から)日本食品の末田金次会長、山口油屋福太郎の山口毅社長、菊池市の江頭実市長=同市
 菊池市は12日、食品卸の山口油屋福太郎(福岡市)、畜産加工品製造販売の日本食品(福岡県古賀市)と、旧迫水小跡地(菊池市重味)に関する立地協定を結んだ。両社はダチョウに似た大型鳥エミューの観光牧場や、...​
https://kumanichi.com/kumacole/interest/510315/

http://archive.is/7iHzq
タグ:エミュー
posted by BNJ at 20:35 | Comment(0) | 養鶏畜産ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする