2018年10月21日

質問なるほドリ 放鳥10年、トキのその後は? 約550羽に増加 自然繁殖も確認=回答・五十嵐和大【産経ニュース2018年10月21日】

大空を舞うトキ=新潟県佐渡市で2015年、堀祐馬撮影
 なるほドリ 新潟県(にいがたけん)の佐渡(さど)島でトキを放鳥し始めて、10年たったんだってね。

 記者 トキの野生復帰事業のことですね。環境省が設置し同県が運営する「佐渡トキ保護センター」で人工的に飼育・繁殖(はんしょく)を行い、えさ取りなどの訓練を施したトキを野外へ放し、生息数を増やす取り組みです。2008年9月の第1回以来、これまでに19回、計327羽を放鳥。放鳥したトキ同士や子の世代でも自然繁殖が確認されています。今は野外には推定(すいてい)で372羽が生息するとされ、飼育中のトキを含めれば約550羽に増えたそうです。
https://mainichi.jp/articles/20181021/ddm/003/070/152000c

【view 写】トキ放鳥10周年 野生復帰へ新たな一歩
鮮やかなとき色の翼を羽ばたかせながら、刈り取られた田んぼから飛び立つ=新潟県佐渡市

 新潟県佐渡市で国の特別天然記念物のトキが放鳥されて10年。これまで327羽が放鳥され、現在約350羽が佐渡島に生息していると推測される。順調な野生復帰に思えるが、島内数カ所の限られた地域のみで大きな群れをつくり、放鳥場所周辺は過密状態になっている。

 原因の一つは、野生復帰ステーションからのみ行われている放鳥だ。トキは野外を想定した順化施設で3カ月間の訓練後、施設から自由に出られる「ソフトリリース」によって放鳥されている。だが、ステーション周辺には群れがすでに形成されており、放鳥されたばかりのトキが自然と合流してしまう。


 そして、群れの密度がさらに高まると、一部地域で問題となっている稲踏み被害や生存率の低下、繁殖数の減少などに結びつくおそれがあるという。

 トキの生態に詳しい新潟大学の永田尚志教授は、過密地域の個体数と同程度が、別の地域にも同じように分布すれば「佐渡島には現在の約3倍、1千羽ほどが生息できるのではないか」と考えている。

 秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さまが出席された放鳥10周年の記念式典では、1回目と同じ、木箱からの「ハードリリース」が採用された。永田教授は「今回の結果次第では、ステーション周辺以外で、群れが形成されている地域でのハードリリースの検討も必要」と、分散放鳥も視野に入れている。

 絶滅したトキを再び野生に戻すという壮大なプロジェクトから10年。中国から新たなつがいが11年ぶりに供与されるなど、野生復帰は新たな一歩を踏み出している。(写真報道局 大山文兄)
https://www.sankei.com/life/news/181021/lif1810210016-n1.html

http://archive.is/UJRbJ
http://archive.is/OtS7z

タグ:トキ 佐渡島
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【埼玉】<ひと物語>動物に幸せな暮らしを 県こども動物自然公園園長・田中理恵子さん【東京新聞2018年10月21日】

「ヤギって人間をよく見ていて、上下関係も把握している。賢いんですよ」と話す田中さん=いずれも東松山市で

 東松山市の県こども動物自然公園は、岩殿丘陵の地形を生かした四十六ヘクタールの敷地に約二百種、二千匹の動物を展示する。県内で唯一、コアラを飼育するほか、世界最大級のフンボルトペンギン展示施設もある。「動物の種類の多さでは、国内でも五本の指に入ると思います」と、園長の田中理恵子さん(54)は胸を張る。

 二〇一六年、同公園で初の女性園長に就任した田中さんは大学を卒業した一九八六年、飼育係として就職した生え抜きだ。

 小学三年生の時に東京都内から引っ越してきた鶴ケ島市の実家で、五歳上の兄とともにカエルやメダカ、ドジョウから一時保護した野鳥まで、常に多数の動物を飼育していた。そんな田中さんのために親類が、後に上野動物園長も務めた獣医師の故増井光子さんの著書「わたしの動物記」をプレゼントしてくれた。「小学生の時に読んだこの本で、動物園の仕事に就く気持ちが固まった」

 高校二年生だった八〇年、こども動物自然公園がオープン。田中さんは初日に駆け付けた。翌年、東武動物公園(宮代町)が開園すると「どうしたら飼育係になれますか」と電話で問い合わせた。応対してくれたのは「カバ園長」として知られた故西山登志雄さんだった。「大学の畜産科で勉強しなさい」とアドバイスされ、東京農大畜産学科(現動物科学科)に進学した。

 大学入学前の春休み、募集はなかったが、こども動物自然公園に「アルバイトをさせてください」と頼み込むと採用してくれた。それから、大学在学中もアルバイトや大学の実習・研修で同公園に通った。「卒業年次に一人だけ募集があり、合格したというわけです」

 以来、家畜動物からコアラまで約五十種類の動物を担当してきた。「一番思い出のある動物は」との問いには「担当すると、その動物が一番好きになる。どの動物も難しくて面白いので、思い出深くなってしまう」との答え。興味深いエピソードは多いが、共通するのは本や資料で得た知識を上回る動物の能力に気付いた時の感動だ。

田中さんがイラストを描いた動物のグッズ類

 園内各地の手作り看板や園内マップ、ピンバッジのデザインまで、愛嬌(あいきょう)のある動物のイラストを描いているのも田中さん。これも小学生の時から熱中した趣味の一つで、忙しい合間に昼食をとりながら描くこともある。

 「動物たちが豊かに幸せに暮らせるようにするのが、うちの動物園の目標。これまでもそうだったし、これからも変わりません」 (中里宏)

<たなか・りえこ> 県こども動物自然公園の展示普及課長、副園長を歴任して15代園長に。今春まで日本動物園水族館協会の教育普及委員も務めた。19歳でケニアのサファリツアーに参加して以来、海外によく出かけるが、目的は国際会議のほか、もっぱら動物園の視察や野生動物の見学。イラスト以外にカメラやスキーにも熱中している。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/list/201810/CK2018102102000144.html

http://archive.is/WnYk8
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【栃木】ハシビロコウに子宝を 那須どうぶつ王国「動かない鳥」繁殖へ動く【東京新聞2018年10月21日】

動かない鳥として知られる「ハシビロコウ」=那須町で

写真
 動かない鳥として知られる絶滅危惧種「ハシビロコウ」の繁殖に、那須町の那須どうぶつ王国が挑戦している。野生の生息数は数千羽にまで減少。飼育下での繁殖は世界でわずか二例にとどまり、国内では実現していない。湿度や温度を本来の生息地アフリカに近づけ、繁殖に専念できる環境づくりを試行錯誤している。

 ハシビロコウはペリカン目に分類され、体長約一・二メートルの大柄なサイズと大きなくちばし、鋭い眼光が特徴。国内では日本動物園水族館協会に加盟している六園で計十数羽が飼育されている。

 繁殖を目指すのは、同園の雌「カシシ」と九月に神戸市の系列園から連れてきた雄「ボンゴ」。二羽は推定七〜八歳の若い個体で、十月初旬に園内の屋内展示施設で同居をスタートした。

 ハシビロコウは単独行動を好んで防衛反応が強く、通常は二羽が寄り添うことすら珍しい。カシシはボンゴと普段数メートルの距離を保っているが、時折近づいたりくちばしを鳴らしたりして、繁殖行動のサインも見られるという。

 同園は二〇一三年に飼育を始め、一四年には楠田哲士(さとし)・岐阜大准教授(動物園動物繁殖学)と共同研究を開始。雌のふんに含まれるホルモンの増減を観察し、繁殖しやすい環境や時期を調べている。楠田准教授は「適した環境を見極め、条件を整えれば繁殖に近づくのでは」と期待する。

 アフリカの湿地帯と気候を近づけるため、エアコンで室温を二〇度前後〜三〇度に調整。現地の雨期を再現するためのシャワー設置も検討しているという。佐藤哲也園長(61)は「繁殖の決め手となる条件を突き止め、適齢期のうちに成功させたい」と意気込んでいる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/201810/CK2018102102000152.html

「ハシビロコウ」に子宝を 栃木・那須、動物園が挑戦【産経フォト2018年10月13日】
 動かない鳥として知られる絶滅危惧種「ハシビロコウ」の繁殖に栃木県那須町の那須どうぶつ王国が挑戦している。野生の生息数は数千羽にまで減少。飼育下での繁殖は世界でわずか2例にとどまり、国内では実現していない。湿度や温度を本来の生息地アフリカに近づけ、繁殖に専念できる環境づくりを試行錯誤している。

 ハシビロコウはペリカン目に分類され、体長約1.2メートルの大柄なサイズと大きなくちばし、鋭い眼光が特徴。国内では日本動物園水族館協会に加盟している6園で計十数羽が飼育されている。

 繁殖を目指すのは、同園の雌「カシシ」と9月に神戸市の系列園から連れてきた雄「ボンゴ」。2羽は推定7〜8歳の若い個体で、10月初旬に園内の屋内展示施設で同居をスタートした。

 ハシビロコウは単独行動を好んで防衛反応が強く、通常は2羽が寄り添うことすら珍しい。カシシはボンゴと普段数メートルの距離を保っているが、時折近づいたりくちばしを鳴らしたりして繁殖行動のサインも見られるという。
https://www.sankei.com/photo/daily/news/181013/dly1810130004-n1.html

http://archive.is/YL1qS
http://archive.li/ONcCt

2018年10月20日

諫早の干拓地にコウノトリ飛来 21日に探鳥会 [長崎県]【西日本新聞2018年10月20日】

干拓地の水路で餌を探すコウノトリ

 国の特別天然記念物、コウノトリが諫早市の中央干拓地にすみ着き、野鳥ファンの関心を集めている。国内最後の生息地で、コウノトリの人工繁殖と放鳥に取り組む兵庫県豊岡市から飛来したという。

 両足に個体識別のリングをはめており、同市などによると6月に巣立ったメス。9月半ばに、ザリガニや昆虫などの餌が豊富な中央干拓地に飛来した。コウノトリはつがいになるまで全国の湿地を渡る習性があり、観察を続ける日本野鳥の会県支部の谷口秀樹さん(62)=長崎市=は「ここでお婿さんを見つけて巣を作ってほしい」と祈る。

 干拓地にはナベコウなど冬の渡り鳥も集まっており、同支部は21日午前10時から現地で探鳥会を開く。
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/nagasaki/article/458864/

コウノトリ 飛来 諫早に初お目見え 兵庫で放鳥の子孫 /長崎【毎日新聞2018年10月21日】
 国の特別天然記念物、コウノトリが諫早市の中央干拓地に飛来している。個体識別用の足環(あしわ)から、兵庫県豊岡市の「県立コウノトリの郷公園」などで約10年前に放鳥されたコウノトリの子孫で、今年6月に巣立った雌とみられる。

 日本野鳥の会長崎県支部の寺島正彦さん(63)によると、このコウノトリは9月10…
https://mainichi.jp/articles/20181021/ddl/k42/040/152000c

http://archive.is/gaYVX
http://archive.is/9FjOG
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「動物カフェ」福岡の都心に続々 カワウソ、ハリネズミ、フクロウ 触れ合い癒やしに【西日本新聞2018年10月20日】

女性店員の肩の上でいたずらするカワウソ。「お客さんにはしませんよ」という=福岡市中央区大名の「コツメイト福岡大名店」

手のひらの上で丸くなったハリネズミ。どことなく、ほほ笑んでいるようにも見える=福岡市博多区博多駅東の「スモア」

翼を大きく広げ、出迎えてくれるフクロウ=福岡市中央区今泉の「ふくろうのいるカフェ天神」

 カワウソ、ハリネズミ、フクロウ−。この春以降、おしゃれな店内で小動物と触れ合える「動物カフェ」が福岡市中心部に相次いでオープンした。普段なじみの薄い動物を気軽になでたり、手のひらに乗せたりできる癒やしスポットとして会員制交流サイト(SNS)を中心に話題を呼んでいる。

 体長40〜80センチほどの6匹のコツメカワウソと握手などでスキンシップを図れる「コツメイト福岡大名店」(中央区大名)は9月5日にオープン。人懐こくすり寄ってきたり、鳴き声で喜怒哀楽を表現したりするしぐさが受けて、すでにリピーターも増えている。

 JR博多駅近くに7月末オープンの「スモア」では24匹のヨツユビハリネズミがお出迎え。独特のとげのフォルムに加え、つぶらな瞳で見つめてきたり、手のひらの上でお昼寝したりする姿を写真共有アプリ「インスタグラム」に投稿する人も多い。岩田悠衣店長(28)は「好奇心旺盛だったり、臆病だったりとキャラクターもそれぞれ異なります。絵本のようなメルヘンな世界を味わっていただければ」と話した。

 5月に開店した「ふくろうのいるカフェ天神」(同区今泉)にはチャコモリフクロウやコキンメフクロウなど17種18羽のフクロウがいる。体重120グラムから1・5キロほどと大小さまざまで、いずれも大きな瞳が特長。宮崎市から同店を目当てに訪れた設計士、有田健二さん(48)は「飼うのが難しい動物に触れることで非日常を感じられます」と満足そうな表情だ。

 3店とも30分や1時間の時間制で、大人1300円〜1800円など。動物を客のテーブルに連れて行って眺めることもでき、客層も幅広い。動物カフェの相次ぐオープンに関し、九州産業大地域共創学部の山下永子准教授(地域マーケティング)は「福岡都心部では動物に触れる機会が少ない。再開発などに伴いハード面の整備が急速に進む半面、自然のぬくもりに癒やされたいというニーズに合っているのではないか」と分析した。
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/458202/

http://archive.is/1zIMf

高知)ちょこっと寄り道 宿毛に白いダイサギの群れ【朝日新聞デジタル2018年10月20日】

【動画】東南アジアへ渡る前に、群れで翼を休めるダイサギ=笠原雅俊撮影

秋の陽光を浴びて白く輝くダイサギ=2018年10月15日午前11時20分、高知県宿毛市小深浦、笠原雅俊撮影

 秋の光を浴びて数十羽の鳥の群れが白く輝いている。宿毛市小深浦の県道沿いの池。ダイサギだ。

 体長1メートル前後、翼を広げると1・4〜1・7メートルもある。エサは魚や稲刈りの終わった田んぼのカエルだ。高知野鳥の会会長の有田修大さん(68)は「東南アジア方面へ渡る途中で翼を休めている。秋の風物詩ですね」。もともといる集団に多くの渡り組が加わるという。外敵も少なく、エサの豊富な池の周辺が旅の休憩地になっているようだ。

 池のすぐ前でガソリンスタンドを経営する西尾昌高さん(45)は「稲刈りが終わったこの時期は、たくさんの鳥が飛んで来てにぎやかです」と話す。鳥を撮影しようと人も集まってくる。

 ダイサギの群れが去り、11月になるとカモの群れが集まる。この地域は禁猟区になっているため、「カモが避難してくる」という。(笠原雅俊)
https://www.asahi.com/articles/ASLBL4PQZLBLPLPB00K.html

http://archive.is/kvSfs
タグ:ダイサギ
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奥能登に冬の使者 コハクチョウ5羽飛来 珠洲・八丁の田【北國新聞2018年10月20日】

八丁の田に飛来したコハクチョウ=珠洲市正院町小路

 コハクチョウの越冬地である珠洲市正院町小路の通称「八(はっ)丁(ちょう)の田」に19日、コハクチョウ5羽が今季初めて飛来し、優雅な姿で奥能登に冬の訪れを告げた。

 県鳥獣保護員の伊吹祥昭さん(77)=上戸町北方=が午後2時ごろ、八丁の田で5羽を確認した。5羽はくちばしで土の中の餌をついばみ、羽を休めた。伊吹さんによると、初飛来の時期は例年並みで「今後さらに南下するのではないか」と語った。

 八丁の田では例年、晩秋から3月ごろまで200〜300羽のコハクチョウが越冬する。
https://www.hokkoku.co.jp/subpage/HT20181020401.htm

http://archive.is/eRmj0
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千葉)アホウドリ研究に「尖閣」の壁 上陸調査できず【朝日新聞デジタル2018年10月20日】

尖閣諸島系のアホウドリ(左)はくちばしの先端部分がやや細め。鳥島系は尖閣諸島系に比べて大柄で、くちばしの先端部分が太い=2015年2月撮影、佐藤文男さん提供

 国の特別天然記念物アホウドリの研究が足踏みしている。繁殖地の伊豆諸島・鳥島と沖縄県・尖閣諸島のアホウドリは異なる種と考えられているが、日本政府が上陸を禁止している尖閣諸島での調査ができないためだ。山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)の研究者らは別の調査方法を手探りしている。

 アホウドリはかつて数百万羽がいたとされるが、羽毛採取のため乱獲され、絶滅危惧種となった。環境省などの推計では、現在は鳥島に5千羽以上、尖閣諸島の南小島と北小島に計300羽以上が生息。小笠原諸島では新たな繁殖地をつくる試みが続いている。

 アホウドリは、クロアシアホウドリなど20種以上いるアホウドリ科の一つの種と考えられてきた。ところが2003年、当時は東京大大学院生だった江田真毅(まさき)・北海道大学総合博物館講師らが、羽毛や北海道・礼文島の遺跡から出土した骨のDNAを調べたところ、遺伝的に大きな違いがある二つの集団に分かれていることが判明したと発表。一つの集団が尖閣諸島に生息し、鳥島には別の集団と尖閣諸島から移ってきた個体が生息しているとされた。

 その後、山階鳥類研究所の佐藤文男研究員らの調査で、二つの集団は生態なども異なることがわかった。鳥島系の集団は体重5キロ以上になるが、尖閣諸島系は約4キロと小柄で体全体が細め。つがいも、それぞれの集団内でつくられることが多いという。5〜10月の非繁殖期は、鳥島系はアリューシャン列島やベーリング海で、尖閣諸島系は主にオホーツク海で過ごすとみられ、佐藤さんは「別々の種と考えていい」と話す。

 尖閣諸島系の集団の主な調査対象は鳥島に移ってきたとみられる個体だ。南小島と北小島などは02年に国が民間所有者から賃借し、政府に無断で第三者が上陸できなくなった。政府は12年に尖閣諸島を国有化。02年までたびたび行われていた上陸調査ができず、「別々の種」という観点からの調査は不十分だという。

 外交問題も絡む大きな壁が研究の前に立ちはだかっている形だが、佐藤さんは「別々の種かどうかは貴重な鳥の保全に関わること。できることは何でもやって、粘り強く研究を進めたい」と言う。

 尖閣諸島からオホーツク海に向かうアホウドリの行動を把握するため、佐藤さんらは今年6月、青森県の下北半島沖でアホウドリにGPS(全地球測位システム)の発信器をつけようと計画。洋上で2羽を見つけたが、取り付けることはできなかった。来年も再チャレンジする予定だという。(三国治)
https://www.asahi.com/articles/ASLB464NMLB4UDCB01M.html

http://archive.is/Mgh9i
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